OBSESSED with BABYMETAL

BABYMETALのライブレポートや雑感・考察などのブログ

                   

BABYMETAL イングルウッド公演 ライブレポ

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1.

チュラビスタからイングルウッド、マウンテンビューと続く3日連続のライブ。
場所はサンディエゴからロサンゼルス、サンフランシスコと順に巡ってゆく。
いくら同じ西海岸と言えどもアメリカは広い。移動はそれなりに時間がかかる。
BABYMETALが帯同しているKORNのUSツアーの中でもかなりタイトなスケジュールである。

 

 

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だから明日は移動に備えて早起きする必要があった。
が、チュラビスタ公演の翌日、あろうことか僕は寝過ごしてしまった。
8時までにはホテルを出る予定でいたのだが、結局チェックアウトをしたのは11時頃。
僕は駆け足で最寄駅へ急ぐと、逸る気持ちのままトロリーに飛び乗った。

 

 

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やがてサンタフェ駅に着き、ロサンゼルス行きの列車の時刻を確かめる。
12時10分が一番早いようだ。窓口ですぐに切符を購入。料金はエコノミーで37ドル。
売店で昼食を購入し、少ししてアムトラックに乗車する。
2階の進行方向左座席の窓側が空いていたのでそこに腰を落ち着ける。

 

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列車に揺られながら、ぼんやりとした視線を車窓に向ける。
今日はあいにくの曇り空だが、晴天のサンディエゴの街はとても穏やかで好印象だった。
願わくばまた訪れて、あの綺麗なサンセットビーチを心ゆくまで眺めていたい。
僕は頬杖を突いたまま、ビーチでくつろぐ家族連れやサーフィンに興じる人たちを眺め続けた

 

 

 

 

2.

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やがてユニオンステーションに着き、ホテルまで Uber で移動する。
運良く送迎車が BMW だったので長い距離でも快適に過ごせた。
会場近くのホテルにチェックインしたのは午後17時頃。
視線のはるか先に今日の会場である The Forum が窺える。

 

 

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急いで支度をして出かけ、15分ほど歩くと、The Forum の駐車場に到着した。
そこで待ち構えていた係員の誘導により、ゲートまでカートに乗って移動した。これも快適だ。
BOX OFFICE でチケットを引き換えたあと、セキュリティチェックを受け、ようやく入場を果たす。
外観ではわからなかったが、ホールの天井は高く、ぐるりと見渡す景色は中々のものだった。

 

 

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1組目の Islander がすぐにライブを始める。
その途中、ロサンゼルス在中の nobuさんとフロアで落ち合う。
彼の話では、The Forum は、2年前にコンサートホールに特化して改築されたそうで、
最近は大物アーティストがよくこの会場をコンサートで利用しているとのこと。
確かに音響バランスは良いようで、ハウリングも起こりにくい形状をしている。
続くYelawolf  のライブでも、なるほどサウンドシステムの良さが目立った。
途轍もない音圧が僕の体内をぐわんぐわんと何度も突き抜けていった。

 

 

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Yerawolf のライブが終わり、BABYMETALのバックドロップが掲げられると歓声が沸いた。
フロアの客入りは半分ほど。スタンドを見渡せばまだまだ空席が目立つ。
チケットの売れ行きが芳しくなかった同公演なのである程度は予想していたことだった。
二日前に開演時間が1時間早まったことも影響したのかもしれない。
BABYMETALのライブが始まる頃にはもう少しスタンドが埋まればいいのだけれど。
特異だが迫力ある彼女たちのライブは純粋に多くの人に見てもらいたいと思っている僕は、
内心でそう願いながら開演時間を待ち続けたのだった。

 

 

 

 

3.

セットリスト

01 BABYMETAL DEATH
02 ヤバッ!
03 Catch me if you can
04 メギツネ
05 KARATE
06 ギミチョコ!!

 

 

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お馴染みの「BABYMETAL DEATH」でライブがスタートすると、
前方から大きな歓声が上がった。
僕がいるフロアの真ん中付近はほとんどが微動だにせずにステージを凝視している。
それはBABYMETALのライブを初めて観る人たちのマニュアルどおりの所作だった。

 

 

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曲はその後「ヤバッ!」へと続く。SU-METALの声は今宵も場内に響き渡っている。
しかしフロア中団以降の状況はさほど変わらなかった。
やはり初見の人はがっつりステージを観なければ理解できないのだろう。
対照的に前方では小さなモッシュがピットが形成されつつあるようだ。
メイトと思しき幾つもの頭が波のごとくうごめいている。

 

「Catch me if you can」の冒頭、例によって神々が高度演奏スキルで度肝を抜く。
続いて3人が登場してくると、僕の周囲も俄かに色めき立ってきた。
ふと右を向くと、ここでも、小さなモッシュピットが出来上がっている。
僕はそれを視界の端で捉えながらヘドバンを続ける。

 

 

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ライブが「メギツネ」に進むと周囲もだいぶ騒がしくなってきた。
着物の衣装が珍しいのか、BABYMETALが登場しただけで歓声が沸く。
すぐ真横では未だにモッシュが続いている。
曲が終わるごとの歓声はだんだんと大きくなってきている。

 

 

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「KARATE」のイントロが流れてきたときのざわつきが大きい。
間奏でSU-METALが発する言葉ごとに悲鳴のような歓声が上がっている。
続く C&R でも、視界に映っている人の多くは呼応しているようだった。
“ エブリバディ ジャンプ ” に反応して飛ぶ人もそれなりにいる。

 

 

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今回のサポートツアーのセットリストはずっと同じだけれど、
このセトリによる観客の熱量の推移もだいたいが同じであるように思う。
この「KARATE」で沸点を迎え、それから、「ギミチョコ」が終わるまでそれは続いていく。
同曲の間奏中にはモッシュや手拍子が随時起こっていた。

 

「ギミチョコ」が終了すると恒例の We are BABYMETAL コールで締める。
彼女たちが “ SEE YOU ” と言って去っていくと大きな歓声や拍手が起こった。
この光景は、過去に観たサポートツアーのときとほとんど似通っていた。
レッチリ、ガンズ、そしてKORNの間近2回のときもそうだ。
観客たちは段々と彼女たちのショーに熱中していっている。
この先観客の何割がキツネになるのかはわからないが、
彼女たちの整然としたショーの完成度は認めないわけにはいかないのだろう。

 

 

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その後は STONE SOUR と KORN のライブを堪能した。
音が良過ぎるから、僕は何度もジャンプしてはヘドバンを繰り出した。
また「Through glass」では、今回もうっとりしてコリィの歌声に酔いしれた。
そして最後の「Freak on a Leash」で紙吹雪が舞い、本日のライブはすべて終了した。

 

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4. 

会場を出て、nobuさんに宿泊先まで送っていただく。
久しぶりに日本語でたくさん会話をし、ロサンゼルスは元より、
アメリカについていろいろ教えていただいたので彼には感謝しかない。
また現場でお会いしましょうと挨拶をして別れる。

 

部屋に戻るとシャワーを浴び、一息ついてから今夜のライブを振り返った。
BABYMETALのライブはもちろん印象に残っているのだが、
今夜に限っては STONE SOUR が一番心に残った。
ツアーTシャツはまだ一枚しか買っていないので、明日、買い増したいと思う。

 

観客数について少し思い出してみる。
僕は今夜のライブ中、何度かぐるりとスタンド席を見回したのだが、
結局満員の状態になることはなく、ところどころ空席が目立ったままだった。
このラインナップでも満員にならないとなると、
やはりBABYMETALがこの場所で単独ライブを敢行することは厳しいのだろうか。

 

――急になぜ、そんなことを考えたのか。
なぜ The Forum でBABYMETALの単独ライブを行ってほしいと願っているのか。
それは音響、そして箱の造りが素晴らしいからに尽きる。
だからいつの日か、17500人のキャパを埋めるだけの人気を博してもらいたい。
できるだけ早い段階で。

 

今日はいつになく睡魔が襲ってくるのが早い。
やはり移動しての連続のライブ参戦は疲れが溜まりやすいようだ。
だけど脳は爆音を浴び過ぎて未だ興奮状態であるから、
寝たいけど眠れないような気がする。だけど強引に眠りにつくしかないだろう。
明日は3連荘の最後、マウンテンビュー公演。
いったいどういった会場なのか、今からもうワクワクする。
この夢のような時間がいつまでも続いてほしいと願いながら、
僕はいつの間にか深い眠りに落ちていたのだった。